今週は平日にも、ちょっとした会が開かれました。
一昨日のことでしたが、「オフグリット」な暮らしを営む西日本の方々を取材中の、
「新井由己」さんというライターさんのお話を聞く会でした。
オフグリッドな生活とは、グリッドが「線」、オフは「離れる」を意味し、
電力会社からの送電線に頼らずに、
自宅で電気を生産し自宅で消費する生活=電気の自給自足をする生活のことです。
『チーナカ豆』では、暖や調理は薪を使用し、ガスを極力使わないことはできますが、
電気に関しては、無駄な電気を使わないことぐらいしか、暮らしの中ではやっていません。
ただ、無駄な電気を使わない、というのも微妙なところで、
電気は目に見えないから、使っていることをあまり肌身に感じないままついつい使ってしまっていて、
確実に電気代は引き落とされている、という現状です。
特に冷蔵庫なんかは、うちは飲食店をしているので数が多いし、
その上冷凍庫もあるので、それだけ分の電気量を毎月必ず消費しています。
ただ、今の冷蔵庫はかなり省エネになっていて、冷蔵庫を買い換えるだけでも、
だいぶと電気代を節約できますね。
そうそう、「冷蔵庫は電気を切ると壊れる」という話が神話のように語り継がれていますが、
どうもそんなことはなく、夜中は毎晩切って寝る、という方もおられるそうです。
ファンが勢いよく回っているときを除けば、冷蔵庫は電気を切っても大丈夫なそうです。
これも目からウロコでした。
田舎では、お盆のときに使うからと、普段中に何も入っていない古〜い冷蔵庫を年中付けっぱなしにしていることがよくあるそうですが、
それは何とも勿体無いということが分かりました。
また、「電気の自給」と聞くと、なんかもう、すごい決断をして大費用をかけて、
「やるぞ!!!」と意気込まないとできないような気がしていましたが、
家庭菜園みたいに、ベランダに太陽光パネルを置いて、全部ではないにしろ、
いくらかを自給されている方もいたりして、
ああそうか、野菜を作るみたいに気軽にやってみればいいんだとも思いました。
最初にいくらかの初期費用がかかるにしても、ネットで安く揃えて組み立てれば、
すぐに元も取れそうです。
しかも、自分で作った野菜だと愛着が湧いて、より大事に食べようとするのと同様に、
自分で作った電気だと、より大切に使おうとするのだと聞きました。
なるほどな〜。
現代の日本社会では、電気は電力会社から買うのが当たり前になっているけども、
実は電気を自給するのはそんなに難しいことではなく、
本当に必要な電気だけを使うようにして、自分で自給できる電気量で生活することは夢物語ではないのだ、
と思えたのでした。
私の拙い知識ではいろいろとうまくお伝えできていないかもしれませんが、
とても面白い話だったので、ブログに書いてみました。
実は本当は、いよいよ明後日は「カカオラボ」ということをお伝えしたかったのですが!
今回は参加者の方が少なく、ゆっくりのんびりと、和やかにできそうです。
まだ参加申し込みができますので、ご予定のない方はぜひどうぞ
ちなみに今回は、私たちも参加しま〜す